

希少がんの治療実績公開予定のニュースに思うこと
先日の日経新聞に、厚生労働省が秋にも希少がんの治療実績の公開を始めるという記事が載っていました。 治療実績の公開も病院選びの点では大事なのですが 私の興味を引いたのは「判断の難しい患者の病理診断を引き受ける」という部分です。...


自分を責めない
暑い日が続きますね。これから益々暑くなって、体調管理も難しい時期となりますが エアコンや服装の工夫で乗り切りましょう。 さて、そんな暑い中 日本脳神経外科コングレス総会の市民公開講座に行ってきました。 約2時間とコンパクトな時間の中で...


がん対策推進基本計画への期待
各種メディアでも報じられていましたが、 4月13日にがん対策推進協議会が開催され、第3期がん対策推進基本計画のあらましが見えてきましたね。 がん対策推進基本計画とは、 国が中心となってがん対策を進めるために閣議決定された計画で 検討・改定の周期が5年に1回である...


最新の治験情報をどう入手するか(続)
昨日の羽生結弦選手の大逆転劇、圧巻でしたね。見ている内に鳥肌が立ちました。 もちろん想像を絶する鍛錬があってこそのこととは思いますが 決して諦めない心の強さ、少しでも見習いたいものです。 さて、今日は先日の治験情報にまつわる記事の続報です。...


先駆け審査指定制度に期待する
少し古い記事ですが、厚生労働省が「先駆け審査指定制度」の対象を発表したそうです。 注目は、その中に適応疾患を神経膠腫と頭頸部癌とするホウ素中性子捕捉療法(BNCT )システムの臨床試験が含まれていること。 ちなみに、この「先駆け審査指定制度」は、いわゆるドラッグラグの解決を...


がんの主要因の6割が遺伝子複製ミスと聞いて思うこと
既にチェックされている方も多いと思いますが、 先日の新聞に「がんの6割、遺伝子複製ミスが主原因」と言う記事が載っていましたね。 Scienceの解説記事によると今回の論文は2年前の同様の趣旨の論文から更に研究を深めて 国を問わず(米国以外でも)同様の結果が成り立つこと...


最新の治験情報をどう入手するか
少し前の記事ですが、 第一三共が国立がん研究センターと神経膠腫の新薬の臨床試験を開始したそうですね。 新薬の種類は、分子標的薬であり 標的としている分子が、がん細胞のみで発現していること グレードⅡ・Ⅲの神経膠腫の患者の7割以上に標的分子が発現すること...


昼寝の効用
元気な時は昼寝をしなくても平気になった~。(しめしめ。) と思っていたのですが 今日の新聞に20分の昼寝で仕事のパフォーマンスが上がるという記事が。 記事では、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」(p11,45)に昼寝が作業能率の改善に効果的と書かれていること...


新たな治療法?
今朝の日経新聞に「がん治療新時代」という記事が載っていました。 新たな治療法の台頭を紹介する内容ですが、最初は「がん免疫薬」とだけ書いてあったので ははーん。さてはオプジーボとかキイトルーダとかの話かな、と思ってななめ読みすると 大当たり...


統計と個人
「テモダールが効かないって、効く人たちに比べてどれくらい効かないんですか?」 今日、産業医さんとの面談で質問されました。 正直、「全く効かない」と言う意味だと思っていたのですが もしかすると「効きにくい」という意味で統計的に少しは効果が認められているのかもしれません。...