Small & Midium Enterprise Management Consultant
中小企業診断士試験に、「独学」かつ「最短期間」で、しかも「安く」合格する方法をまとめて行きます
0.まず初めに
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名は体を表す
中小企業診断士には幅広い知識が求められるといいますが、1次試験ではそれを7つの科目にまとめてくれています。
まずは1次試験の「試験案内」から科目名と試験時間を見てみましょう。
試験日 科目名 試験時間
1日目 経済学・経済政策 60分
財務・会計 60分
企業経営理論 90分
運営管理 90分
2日目 経営法務 60分
経営情報システム 60分
中小企業経営・中小企業政策 90分
ここで、科目名からどんなジャンルの問題が出そうか、少しだけ考えてください。
この科目名、必要な知識を実に端的に表しています。
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答え合わせ
どうでしょう、思いつきましたか?
問題の出るジャンルを科目名から
経済学・経済政策⇒需要曲線とかアベノミクス?
財務・会計⇒経営分析とか簿記?
企業経営理論⇒経営戦略とか組織論?
運営管理⇒店舗の棚割りとか工場のQCD?
経営法務⇒会社法とか知的財産権?
経営情報システム⇒LANとか業務アプリケーション?
中小企業経営・中小企業政策⇒中小企業向け金融などの施策?
くらいの粒度で思いついた科目もあったのではないでしょうか。
試験案内「試験科目設置の目的と内容」(p13以降)を見て、答え合わせをしてみましょう。
たとえ自分の想像通りではなくても「試験科目設置の目的と内容」を読んで、「あ~、どっかで聞いたことあるぞ」と思えたら、しめたものです。
まずは、その科目から科目合格を取りに行きましょう!
そして、全科目の内容に聞き覚えがあった方、おめでとうございます。
1次試験、一発合格を目指しましょう!
ではどうやって科目合格や一発合格をするか、その勉強法はまた後日。
1.1次試験対策
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敵を知り己を知れば百戦危うからず
ビジネスでも良く使われる大変有名な金言ですが、実際には「敵を知る」ことの難しさや「己を知ったつもり」での見切り発車により危うい戦いを強いられることが多いのは良くご存じの通りです。
ただし、中小企業診断士試験は試験範囲・過去問が公開されていますので、敵を知ることには苦労しません。
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敵を知る
中小企業診断協会のサイトの中にある「中小企業診断士試験」のページを確認します。
最新の年度の「試験日程」と「試験案内」(1次、2次)を見てみましょう。
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概観
「試験日程」から
5月 申込み
8月 1次試験が8月、
10月 2次試験(筆記)
12月 2次試験(口述)
となっていることを確認できます
「試験案内」はちょっと分量が多いので、ザックリと1次試験と2次試験の内容をまとめてみました
出題形式 回答方法 合格基準
1次試験(筆記) 科目ごと(7科目) マークシート 6割
2次試験(筆記) 事例ごと(4事例) 記述 6割
2次試験(口述) 事例ごと 口述 不明
全体の流れとしては、
1次試験で科目ごとの基本的な知識を有している者を選抜して
2次試験で事例をもとに論理的な助言を行えるかを問う
という形です(2次の口述はネガティブチェック)
さあ、全体像がつかめたら次はいよいよ1次試験の内容です。