がん対策推進基本計画への期待
- gliomajapan
- 2017年4月14日
- 読了時間: 2分

各種メディアでも報じられていましたが、
4月13日にがん対策推進協議会が開催され、第3期がん対策推進基本計画のあらましが見えてきましたね。
がん対策推進基本計画とは、
国が中心となってがん対策を進めるために閣議決定された計画で
検討・改定の周期が5年に1回である
都道府県のがん対策推進計画の元ネタともなる
ことから、まさに今後5年~10年の我が国のがん対策の方向性を決める重要な計画です。
そして、平成29年6月を目途に2回目の見直し(だから第3期)がされることになっています。
その見直しの議論のためのたたき台の中に、
われわれ脳腫瘍患者にとって大変喜ばしい内容が含まれていたことにお気づきでしょうか!?
「がん医療の充実」として示された9つの施策の中に「重点的に取り組むべき」マークがついた施策が2つ。
そのマークの一つが「希少がん、難治性がん」への対策にバチッとついています。
脳腫瘍は言わずと知れた希少がんですので、きっと我々の治療についても今後何かが変わっていくに違いありません。
また、働く世代のがんサバイバーの一人として見逃せなかったのが
「がんとの共生」に示された5つの施策のうち
「がん患者等の就労を含めた社会的な問題」も重点的に取り組むべきとされたことです。
会社や家族に支えられて能天気にブログを書いているように見える私ですら
自分が死んでいた方が、家族は経済的にずっと快適な生活を送ることができたのに、と
やり切れない気持ちを常に抱えています。
もし、会社で働けなくなったとしたら
本当にどうしていいか途方に暮れるしかありません。
就労問題はぜひとも力を入れて頂いて、
がんになっても、生きることに希望を持ち続けられるような社会になることを切に願います。
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