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Ki-67(MIB-1) 30%

  • gliomajapan
  • 2016年10月11日
  • 読了時間: 2分

クマのクッキー Copyright@Copyright@脳腫瘍闘病記 大人のグリオーマブログ 上衣腫

今日は初期治療中最後の脳神経外科での診察です。

そのため、奥さんが再発に関しての質問を考えておいてくれました。

  • Ki-67(MIB-1)の値は何か

  • 5年再発しなければ治癒と考えて良いか

Ki-67(MIB-1)と言うのは、

細胞の核分裂がどの程度活発に行われているかが分かるタンパク質ですが

核分裂が活発な細胞の割合が高い=がんの悪性度が高い=再発の可能性が高い

というロジックで再発の可能性をはかる指標の一つと考えられているようです。

例えば「がんサポート」の2014年9月の記事によれば、乳がんの一部のタイプでは統計学的にKi-67(MIB-1)の値が高いと再発率が高いことが分かっているとのことでした。

(とは言え、そもそも同じ腫瘍でも診る病理医によって値が異なるため、あくまで参考と言うことらしいですが)

5年再発については

よく「5年生存率〇%」と言っているアレです(笑)

多くのがんで再発無く5年過ぎた場合に治癒とみなすので使われているそうなのですが

あくまでも「みなす」のでがんの種類によっては5年後以降も再発は普通にあるらしいです。

さて、その回答ですが

  • Ki-67(MIB-1)の値は30% ただしがんの種類によって再発リスクの高低を判断するKi-67(MIB-1)の値は異なる さらに言えば退形成生上衣腫は患者さんが少なすぎて再発リスクを判断する値がまだない

  • 再発は10年後もありえる もしかすると30年後まで再発しなければ、その後は再発しないと言えるかもしれない

ワォ、一生涯のお付き合いってことですね。

これは本格的に自分の人生にとって大切なものをしっかりと考える必要がありそうです。

家族・友人・仕事・趣味など、大切なものはたくさんありますが

もし1年後に死んでしまうとしたら、何に一番時間を使いますか?

私は今まで、毎年その質問を自分に対して問いかけてきましたが

どんな答えになっても、実際には仕事にかける時間が一番多くなっていました。

(あたり前といえば、そうかもしれません)

でも、これからはそういうわけにはいかないと思います。

何と言っても、娘の一言もありますしね

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