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がんの主要因の6割が遺伝子複製ミスと聞いて思うこと

  • gliomajapan
  • 2017年3月25日
  • 読了時間: 2分

http://science.sciencemag.org/content/355/6331/1330.full Fig3

既にチェックされている方も多いと思いますが、

先日の新聞に「がんの6割、遺伝子複製ミスが主原因」と言う記事が載っていましたね。

Scienceの解説記事によると今回の論文は2年前の同様の趣旨の論文から更に研究を深めて

  • 国を問わず(米国以外でも)同様の結果が成り立つこと

  • がんの種類によって遺伝子複製ミスが主要因である割合が異なること

も明らかにしたそうです。

しかし、この題名の付け方、話題性重視と言うか・・・。炎上でも期待しているんでしょうか?

中身をよく読むと

  • 3割のがんでは生活習慣等(環境要因)が主要因

  • 遺伝的要因が主要因となるがんは5%にとどまる

ことから

  • 生活習慣の改善による予防の重要性を再確認するとともに

  • 予防しきれないがんに備えて、早期発見に向けたがん検診の受診を改めて推奨する

というまっとうな内容なんですよね。

あ、ちなみに図でもわかる通り、脳腫瘍については

生活習慣や遺伝的要因との関連性はほぼないようです。

いや~、なんかもう清々しいですね。「Hereditary」と「Environmental」の頭の白さが。

どう捉えればいいんでしょう?

悩ましいところですが、私は「人事を尽くして天命を待つ」と捉えました。

だって、他のがんは十分予防できる可能性があるわけですし

脳腫瘍も今後研究が進んでくれば予防方法が明らかになるかもしれないですもの。

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