オプジーボ その3
- gliomajapan
- 2016年10月24日
- 読了時間: 2分

今日の日経新聞によると、オプジーボの「効き目を採血で判別」できることを京大の研究者が発見したそうです。
やったね!
これで、効き目が分からないのに投薬するっていう無駄を防げるね。
医療費高騰のやり玉にあげられる(悪者扱いされる)こともなくなるね。
と期待して記事を読み進めると
効いた患者では血液中の特定の免疫細胞が増えていた
ことを発見したと書いてあります。
なるほど、投与前の判別ではなく投与直後の判別に使える方法を発見したんですね。
経済合理性を考えると投与前に効果が判別できればより素晴らしいですが
投与前の判別は(投与を受けられない患者が出て)命の選択につながるという批判がある
という現状では迅速な実用化が期待できる素晴らしい目の付け所です。
自分が患者になる前は、
経済合理性に沿って投与前に判別する方法を確立する
判別により効果が見込めないグループに入った場合は自費診療(混合診療)とする
という意見だったのですが
統計的には効果が薄いグループでも一人一人をみると効果が出ている人もいる
という事実を知り、投与後の判別を重視する意見に変わりました。
一般論で生死を語る時には忘れられてしまいますが、たった一人の死でもそれは「悲劇」なのです。
「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない」
アドルフ・オットー・アイヒマン
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